
今回は川崎病についてです。
★川崎病とは★
・全身の血管に炎症を起こす病気。
・全身臓器の炎症性病変も伴う。
→川崎病の最も恐ろしいといわれているこ とは、心筋と呼ばれる心臓の筋肉や、心臓を包む膜である心膜、心臓の弁、そして冠動脈に炎症が起こること。
・頭のてっぺんから足の爪先まで極めて多彩な合併症をもつ疾患である。
・4才以下の子供に多く、男児にやや多い。
・原因は未だに不明。
→流行がみられることや兄弟での発症 もあることから、免疫反応が関係していると推測される。
・毎年全国で1万人以上の新規発症が報告されている。
★川崎病の症状★
・5日以上続く高熱。
・手足の先が赤くなり、硬く腫れる(紅斑と硬性浮腫)。
・回復期に 指の先から皮がむける(膜様落屑)。
・体に赤い発疹ができる(不定形発疹)。
・目が赤くなる(両側眼球結膜の充血)。
・口唇が赤くなり、イチゴ舌、口腔粘膜が充血する。
・首のリンパ節が腫れるが、化膿はしない。
★治療★
・入院治療が必要。
・合併症の冠動脈瘤を予防するため、ガンマ・グロブリンの大量点滴療法を行う。
・症状によってはステロイドホルモンを用いることもある。
・解熱効果があり、炎症を抑え、血液が固まりにくくするアスピリンなどの抗凝固剤 をのむ。
→通常急性期には中等量( 30~50mg/kg/日 )のアスピリンを使用する。アスピリンは抗血栓療法を期待する場合、解熱後は3~5mg/kg で併用されることが多い。
・冠動脈に障害を残さない場合でも、血小板凝集能は数ヶ月間亢進しており、アスピリンは炎症の程度が陰性化した後2~3ヶ月間は継続されるのが望ましい。
・巨大冠動脈瘤を合併した場合にはアスピリン単独では血栓形成を防止できないことも知られており、チクロピジン、ジピリダモールなど他の抗血小板薬や抗凝固薬( ワルファリン )の併用が望ましいとされている。
・投与期間は冠動脈瘤形成のない例では発症後2~3 ヶ月頃まで使用する。冠動脈瘤形成例では
冠動脈瘤の退縮が確認される時期まで投与が必要である。
うーん、調べてみると意外と知らなかったことがいっぱいありました(^_^;)
薬の知識以外にも疾患に関する知識も増やしていきたいですね。
川崎病に関してはこちらもどうぞ↓
川崎病のアスピリン休薬?
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・全身臓器の炎症性病変も伴う。
→川崎病の最も恐ろしいといわれているこ とは、心筋と呼ばれる心臓の筋肉や、心臓を包む膜である心膜、心臓の弁、そして冠動脈に炎症が起こること。
・頭のてっぺんから足の爪先まで極めて多彩な合併症をもつ疾患である。
・4才以下の子供に多く、男児にやや多い。
・原因は未だに不明。
→流行がみられることや兄弟での発症 もあることから、免疫反応が関係していると推測される。
・毎年全国で1万人以上の新規発症が報告されている。
★川崎病の症状★
・5日以上続く高熱。
・手足の先が赤くなり、硬く腫れる(紅斑と硬性浮腫)。
・回復期に 指の先から皮がむける(膜様落屑)。
・体に赤い発疹ができる(不定形発疹)。
・目が赤くなる(両側眼球結膜の充血)。
・口唇が赤くなり、イチゴ舌、口腔粘膜が充血する。
・首のリンパ節が腫れるが、化膿はしない。
★治療★
・入院治療が必要。
・合併症の冠動脈瘤を予防するため、ガンマ・グロブリンの大量点滴療法を行う。
・症状によってはステロイドホルモンを用いることもある。
・解熱効果があり、炎症を抑え、血液が固まりにくくするアスピリンなどの抗凝固剤 をのむ。
→通常急性期には中等量( 30~50mg/kg/日 )のアスピリンを使用する。アスピリンは抗血栓療法を期待する場合、解熱後は3~5mg/kg で併用されることが多い。
・冠動脈に障害を残さない場合でも、血小板凝集能は数ヶ月間亢進しており、アスピリンは炎症の程度が陰性化した後2~3ヶ月間は継続されるのが望ましい。
・巨大冠動脈瘤を合併した場合にはアスピリン単独では血栓形成を防止できないことも知られており、チクロピジン、ジピリダモールなど他の抗血小板薬や抗凝固薬( ワルファリン )の併用が望ましいとされている。
・投与期間は冠動脈瘤形成のない例では発症後2~3 ヶ月頃まで使用する。冠動脈瘤形成例では
冠動脈瘤の退縮が確認される時期まで投与が必要である。
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