小児科に異動になり手足口病の患者さんと接する機会が10倍以上になりました
改めてまとめていきましょう!
★症状★
手のひらや指、ひじ、足の裏、ひざ、 おしり、口腔内に水疱性の発疹が現れま す。乳児はとくにおしり、ひざ、ひじに 発疹がよくみられます。
発疹はかゆみを伴う。口内の発疹により飲水時の疼痛がある。
初期に38度前後の発熱が1/3前後にある。
下痢の合併症あり。
★特徴★
・夏かぜ疾患のひとつで夏季(主に5、6月~9月頃)に流行
・ウイルスが原因(飛沫感染、糞口感染)
・5歳以下に多い
・手足口に発疹
・予後は良好。髄膜炎や心筋炎などの重篤な合併症はまれ
・潜伏期間は7日程度
・通園は可能だが一般的に水疱期は感染力が強く、かさぶたになるまでは通園やめるのが勧められる
★予防法★
手洗い、うがい、排泄物の適切な処理
★治療★
ウイルスに対する治療薬はない。対症療法となる。
安静と栄養補給が基本となる。
手足の発疹のかゆみが強い場合は、抗ヒスタミン薬 を塗ります。口の中に腫瘍ができて、痛みが強い場 合には、ステロイド軟膏の使用も。
★服薬指導・アドバイス★
・柔らかいものや口当たりのいいものを
アイスクリームやプリンなどの口当たりの良 いものが勧められます。満足に食事ができないと、 脱水症状を起こしやすいため、薄いお茶、イオン飲 料、スポーツ飲料などで、水分を十分にとるように します。
・酸味の強いジュースは避ける
・高熱か続いたり、嘔吐、頭痛、視線が合わない、呼び掛けに応じないなどの症状あるときはすぐ受診(髄膜炎等の可能性あるため)
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