
ついに、2012年4月からプラザキサが長期投与解禁になりましたね。
今後ますます使用されると思われるプラザキサを改めて確認しましょう!
★プラザキサの特徴★
・直接トロンビン阻害薬(抗凝固薬)
・非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中および全身性塞栓症の発症予防
・重篤な出血性症状に注意
→消化管出血、脳出血に注意。高血圧患者の血圧管理は厳格に。
・腎機能に注意
→透析患者、高度腎障害(クレアチニンクリアランス30ml/min未満)で禁忌。
・高齢者に注意
→70歳以上は出血リスク因子(65歳以上は注意)
・胃腸障害に注意
・ワーファリンからの切り替えはINR 2.0未満を確認。
・Tmaxは0.5~2hr。t1/2は12時間
・ワーファリンと違い食事での相互作用なし。
・PT-INRの検査不要
・相互作用に注意
→詳細は下記参照
★相互作用★
・CYP はほとんど影響せず腎排泄
・P 糖蛋白阻害作用のある薬剤併用で血中濃度上昇。
→ワソラン、イトラコナゾール等
・イトラコナゾールと禁忌
・ワソランと併用は注意
→併用によりダビガトランの血中濃度が上昇する ことがあるため、本剤1回110mg1日2回投 与を考慮すること。また、本剤服用中に 新たにベラパミル塩酸塩(経口剤)の併用を開始する患者では、併用開始から3日 間はベラパミル塩酸塩服用の2時間以上前 に本剤を服用させること。
・P 糖蛋白誘導作用のある薬で効果減弱。
・セントジョーンズワートを含むサプリメントの使用は念のため避ける。
・出血を引き起こす可能性のある薬剤との併用注意。
★調剤と服薬指導★
・70歳以上では110mg×2回/日であるか確認。
・可能な限り腎機能の聞き取り
・胃腸障害と出血の既往症
→消化管出血の既往では消化管出血に注意。吐血や6カ月以内に脳内出血などを引き起こした患者では禁忌。
・コンプライアンスと服薬忘れ時の対応
→半減期短いため、コンプライアンスが重要。忘れた時は気付いた時点で服用。服用間隔を6時間以上空ける。
・出血の副作用について説明。
→特に消化管出血に注意。便の色や、吐物にコーヒーの残渣のようなものが混ざっていないか確認。
→血尿、鼻血、歯茎出血、あざ、貧血等に注意。
・プラザキサには酒石酸が含まれ、酒石酸による胃腸障害が問題となることがあり、多めの水で服用。
長期投与が解禁になったことにより、副作用の防止や早期発見が大切です。
患者からの情報収集や患者教育が大事ですね♪

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今後ますます使用されると思われるプラザキサを改めて確認しましょう!
★プラザキサの特徴★
・直接トロンビン阻害薬(抗凝固薬)
・非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中および全身性塞栓症の発症予防
・重篤な出血性症状に注意
→消化管出血、脳出血に注意。高血圧患者の血圧管理は厳格に。
・腎機能に注意
→透析患者、高度腎障害(クレアチニンクリアランス30ml/min未満)で禁忌。
・高齢者に注意
→70歳以上は出血リスク因子(65歳以上は注意)
・胃腸障害に注意
・ワーファリンからの切り替えはINR 2.0未満を確認。
・Tmaxは0.5~2hr。t1/2は12時間
・ワーファリンと違い食事での相互作用なし。
・PT-INRの検査不要
・相互作用に注意
→詳細は下記参照
★相互作用★
・CYP はほとんど影響せず腎排泄
・P 糖蛋白阻害作用のある薬剤併用で血中濃度上昇。
→ワソラン、イトラコナゾール等
・イトラコナゾールと禁忌
・ワソランと併用は注意
→併用によりダビガトランの血中濃度が上昇する ことがあるため、本剤1回110mg1日2回投 与を考慮すること。また、本剤服用中に 新たにベラパミル塩酸塩(経口剤)の併用を開始する患者では、併用開始から3日 間はベラパミル塩酸塩服用の2時間以上前 に本剤を服用させること。
・P 糖蛋白誘導作用のある薬で効果減弱。
・セントジョーンズワートを含むサプリメントの使用は念のため避ける。
・出血を引き起こす可能性のある薬剤との併用注意。
★調剤と服薬指導★
・70歳以上では110mg×2回/日であるか確認。
・可能な限り腎機能の聞き取り
・胃腸障害と出血の既往症
→消化管出血の既往では消化管出血に注意。吐血や6カ月以内に脳内出血などを引き起こした患者では禁忌。
・コンプライアンスと服薬忘れ時の対応
→半減期短いため、コンプライアンスが重要。忘れた時は気付いた時点で服用。服用間隔を6時間以上空ける。
・出血の副作用について説明。
→特に消化管出血に注意。便の色や、吐物にコーヒーの残渣のようなものが混ざっていないか確認。
→血尿、鼻血、歯茎出血、あざ、貧血等に注意。
・プラザキサには酒石酸が含まれ、酒石酸による胃腸障害が問題となることがあり、多めの水で服用。
長期投与が解禁になったことにより、副作用の防止や早期発見が大切です。
患者からの情報収集や患者教育が大事ですね♪

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